第2話 タスクシュート時間術がよく分かる5つの特徴

タスクシュート時間術がよく分かる5つの特徴
jMatsuzaki

著者:jMatsuzaki

▼タスクシュート時間術の特徴をまとめた動画もありますので、ながら聴きなどしたい場合はこちらもどうぞ!

私の愛しいアップルパイへ

我が連載ではいよいよ私が開発した「TaskChute Cloud」でタスクシュート時間術を実践する方法へと切り込んでいきます。TaskChute Cloudの大きな特徴の1つはタスク管理・時間管理メソッドである「タスクシュート時間術」に基づいて設計されている点です。

そこで今回はTaskChute Cloudを使う上で知っておくべき「タスクシュート時間術」についてご紹介します。タスクシュート時間術の実践に入る前に「タスクシュート時間術」について抑えておくことで、ツールの力を正しく引き出せるようになります。

タスクシュート時間術の特徴

タスク管理・時間管理メソッドである「タスクシュート時間術」はタスク管理・時間管理メソッドなので特定のツールに依存せず、ポイントさえ抑えればどんなツールでも実践することが可能です。

即ち、まず「タスクシュート時間術」というメソッドが根底あって、TaskChute Cloudはじめそれを実践することに特化した公式のツールがいくつか存在するという構図です。

タスクシュート時間術の第一人者である佐々木正悟さんが著し、タスクシュート時間術を考案したシゴタノ!大橋悦夫さんが監修したタスクシュート時間術の本「なぜ,仕事が予定どおりに終わらないのか?~「時間ない病」の特効薬!タスクシュート時間術」によれば、「タスクシュート時間術」の特徴は5つあります。

  • 「本日1日分の仕事」を1シートで管理する
  • 「これからやる仕事のリスト」と「ここまでにやった仕事のリスト」を一元管理する
  • 「1分以上時間のかかること」はすべて管理する
  • すべての仕事の「見積もり時間」を出しておく
  • 「本日1日分の仕事」がすべて終わったら何時になるかの予測を自動算出することで、常に仕事の終わる時間(または就寝時刻)をリアルタイムに把握する

▼TaskChute Cloudの画面にこの特徴を当てはめるとこうなります。

タスクシュート時間術がよく分かる5つの特徴

▼以下の動画ではタスクシュート時間術の特徴についての詳細をCHANGES著者のF太さんと対談しておりますので、こちらもご参考にしてください。

 

タスクシュート時間術について1つ1つ補足していきましょう。

「本日1日分の仕事」を1シートで管理する

タスクシュート時間術がよく分かる5つの特徴 1

タスクシュート時間術では1日という単位をとても重要視します。1日の仕事をどう実行するかを最適化するタスク管理・時間管理術なのです。ですから「本日1日分の仕事」を1シートで管理します。

無数にあるタスクに片っ端から取り掛かるのではなく、まず今日1日で何をどの順序でやるかを考え、それがまとまったら手をつけていく流れをとります。

本日1日にフォーカスすることで、日中は今日没頭すべきことにひたすら没頭できるハイパフォーマンスで気持ちの良い状態を維持できるわけです。

これまでとこれからの仕事を一元管理する

タスクシュート時間術がよく分かる5つの特徴 2

では「本日1日」をどのように1シートで管理するのでしょうか。タスクシュート時間術では本日1日のタスクを1シートに組み込んでいくわけですが、そこには大きく3種類のタスクが並びます。

  • 1.これまで実行したタスク
  • 2.いま実行中のタスク
  • 3.これから実行予定のタスク

この3つを時系列に並べるのがタスクシュート時間術が推奨するタスクリストの特徴です。

ほとんどのタスク管理術では上記3番目のタスクリストしか重要視されてきませんでした。しかし、タスクシュート時間術はこれまでに実行したタスクのログも、まさにいま実行しているタスクも、タスクリストに同列に並べます。

そうすることで、次のタスクに場当たり的に我武者羅に取り組むのではなく、いま自分が1日の中のどういった流れでタスクを実行しているかの感覚が研ぎ澄まされ、気持ちいい流れに乗りながら仕事できるようになるのです。

1分以上時間のかかることは全て管理する

タスクシュート時間術がよく分かる5つの特徴 3

タスクシュート時間術でもタスクをどの粒度で管理するかは実践者の裁量に任されるのですが、原則として1分以上時間のかかることは全て管理します。これは爪切りタスクやコップに水を汲むタスク、私服に着替えるタスクなども含みます。

なぜなら、タスクシュート時間術の根本的な考え方として「気にもならないタスク」が生産性に大きな影響を与えていることがあることに注目しているからです。

ほんの1分の瞑想で驚くほど頭がクリアになることもあれば、たった3分間トイレに行っている間に著しく気分が落ち込んでくることだってあります。

ほとんどのタスク管理術では「気になること」を 管理しようとしますが、タスクシュート時間術では「気にもならないこと」も含めて管理します。これがこの時間術を非常にユニークなものとしています。

すべての仕事の「見積もり時間」を出す

タスクシュート時間術がよく分かる5つの特徴 4

タスクシュート時間術に従うと、今日の仕事を全て洗い出して実行順に並べ替えたら、全タスクに妥当な見積時間を設定します。

1分かかるLINEの返信であれ、5分間の休憩であれ、60分かかる会議であれ同様です。タスクと判断してタスクリストに並べたのであれば、0分以上の見積時間を設定します。

面倒に思えるかもしれませんが、実際はそんなことはありません。1回やったことのあるタスクであれば過去の実績時間を見積時間にすれば良いだけで、行動ログが記録として残っているので過去の実績時間を参照することも容易だからです。

見積時間を精緻化しようとするプロセスを経て、1つのタスクに意図せず嵌りこんでしまう罠を防げます。また、タスクの見積もりを都合よく短時間で終わると思い込んだり、“これはほとんど時間はかからない“と言い聞かせた挙句、みすみす時間を浪費してしまったりすることを予防します。

常に見積と実績を出すことによって、時間感覚が研ぎ澄まされていくのです。

今日の終業時間をリアルタイム計算する

タスクシュート時間術がよく分かる5つの特徴 5

すべての仕事の見積もり時間を出すことで、もう一つの予測が立てられるようになります。それは「今日の終業時間」です。

完了したタスクの実行ログを残していくタスクシュート時間術の性質上、常に今日の残りのタスクと正確な終業時間がリアルタイムで分かるようになります。これはタスク管理・時間管理を行う上で強力な武器になります。

というのも、高い生産性を保つ状況とはどんなものかを想像してみてください。好きなことをやっている時でしょうか?やりがいのあることをやっている時でしょうか?いいえ違います。できると思ったことをやっている時です。

これなら今日中に終わる。これなら完了の目処が立つ。これなら予定通りにうまくいく。こういった感覚を持てている状態こそが、高い生産性をキープするための条件なのです。

逆に、今日はこれほどのタスクは終わらないのではないか?こんなに多くのタスクをこなす元気はありそうにないのではないか?今日は長い1日になるのではないか?こういった疑念や不安を抱えている状態だと、やる気が落ち、脱線が増え、実際にタスクも終わらなくなります。

できるとは思えないことをやっているから、手をつけるハードルが上がり、実際に行動に移せなくなるのです。そして、できるという確信があるからこそ、やってやろうといった気概が生まれ、高い集中力をキープできるようになり、仕事がサクサクと進み、実際に予定通り終えられるようになるのです。

タスクシュート時間術に則ると、この素晴らしい推進力をいつでも得られるようになります。これはタスクシュート時間術を使う一番のインセンティブかもしれません。

一度身につければ一生使えるタスクシュート時間術

タスクシュート時間術は小手先だけのテクニックではなく一度身につけたら一生ものの技術になります。私自身、2011年からタスクシュート時間術を実践し始めて8年になります。

タスクシュート時間術は時間に対する価値観を根こそぎ変えてしまうほどのパワーがある最強のメソッドです。

次回からは実際にツールを使ったタスクシュート時間術の実践に入っていきましょう!

»TaskChute Cloudの利用はこちらから

貴下の従順なる下僕 松崎より

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    システム屋から音楽家へ!6年半の会社員生活を経て26歳でブロガーとして独立。小学生から夢だった音楽家へ至るまでの全プロセスをブログに公開。のっぴきならない現実を乗り越えて、諦めきれない夢に向かう生き方を伝える30代前半の夢見るリアリスト。2018年4月よりドイツ・ベルリンに移住。jMatsuzaki株式会社代表取締役、TaskChute Cloud開発者、CHANGES主宰、ライフエンジン主宰、著書に「 人生の舵は自分で切れ!あなたの10年後は今週の33.6時間で決まる」がある。